使い方
以前の見積と今回の見積を入れると、差額を「数量」「単価」「新規・廃止」の3つに分けて出します。ここでは、案件をつくってから発注者へ説明するための資料にするまでを順に説明します。
全体の流れ
- 01案件をつくる
工事ごとに1つ作ります。資料も分析の履歴も案件の中に残ります。
- 02以前(A)と今回(B)の資料を入れて、分析する
見積書をそのまま追加します。採用する資料と時期を確かめて、分析を実行します。
- 03内訳を確かめて、手元に残す
数量・単価を確認して直し、説明資料を印刷またはPDFで保存します。
はじめての方は、サンプルの見積をお試しください。案件一覧と作業画面の「サンプルの見積で試す」から、 A側3冊・B側1冊の見積書一式を受け取れます。自社の資料をそろえる前に、出てくるものの形を確かめられます。
1. 案件をつくる
ログインすると案件一覧が開きます。案件名と発注者・得意先(任意)を入れて「案件を作成」を押してください。この表記がそのまま説明資料に印字されます。あとから作業画面の「案件名を直す」で変えられます。
終わった案件は「完了」にすると一覧から片付きます。完了した案件は資料の追加も分析もできなくなりますが、 「進行中に戻す」でいつでも再開できます。案件名・発注者での絞り込みと並び替えもできます。
2. 資料を入れる
作業画面には「以前の資料一式(A)」と「今回の資料一式(B)」の2つの箱があります。Aは改定前の状態をつくる資料、Bは新しい提出額をつくる資料です。 自社の見積書だけでなく、下請見積、材料・労務の根拠資料もまとめて入れられます。 ドラッグ&ドロップでも追加できます。
1対1で突き合わせる必要はありません。以前は工種ごとに分かれていた見積が6冊あり、今回は一括の見積が1冊、という形でも構いません。 実際、配布しているサンプルもその形(A側3冊・B側1冊)にしてあります。
複数まとめて追加したときに一部が失敗しても、成功した資料はそのまま残ります。失敗したファイル名は画面に出ます。
3. 役割と資料日を確かめる
追加した資料の役割と資料日は、ファイル名から推定しています。外れることがあります。資料一覧のそれぞれの行で、その場で直せます。とくに資料日は次の「採用する期間」のふるい分けに使うため、 推定が外れたまま分析すると、採否の判断を誤ります。
- 基準見積
- 合計の土台にする見積書です。A側・B側ともこれが本体になります。
- 内訳・数量
- 基準見積の内訳書・数量表です。金額の裏付けとして読みます。
- 下請見積
- 下請・協力会社からの見積です。基準見積へ二重に足しません。
- 材料根拠
- 材料単価の根拠資料です。単価の変化を説明するために読みます。
- 労務根拠
- 労務単価の根拠資料です。設計労務単価の改定などがこれにあたります。
- 未分類
- ファイル名から判断できなかったものです。そのままでも分析できますが、直しておくと扱いが安定します。
ファイル名に「内訳」「材料」「単価表」「下請」などの語が入っていると、その役割として推定します。 日付は「2026年5月21日」「20260521」のような並びを読み取ります。読み取れなかったものは、 ファイルの更新日時を使います。
4. 採用する期間を決める
A・Bそれぞれに「採用する期間」があります。初期値は追加した資料の日付から決めています。 「この期間で確定し直す」を押すと、期間の外にある資料に印が付きます。
期間でふるい分けても、資料は自動では外れません。期間外でも必要な根拠なら採用して構いません。最後は資料ごとのチェックで「採用/除外」を決めてください。 除外した資料は分析に使われず、説明資料の「採用した根拠資料」にも載りません。
確定した期間はお使いの端末に記憶します。次に同じ案件を開いたときは、その期間が復元されます (別の端末では復元されません)。履歴から過去の分析を開いたときは、その分析を実行したときの期間が表示されます。
5. 分析する
「A◯件・B◯件で分析」を押すと始まります。押す前に、採用した資料の件数と合計ページ数、 AI利用枠の残りが画面に出ます。資料の量に対して枠が足りない場合は、読み取りを始める前にお知らせします。
AIへ渡すのは「採用」にした資料の本文だけです。原本のファイルは渡しません。 メールアドレス・電話番号・郵便番号は送信の前に伏せます(社名・現場名・住所は、本文に含まれていればそのまま渡ります)。 学習・データ共有を無効にした商用APIだけを使うため、入力した見積がAIの学習に使われることはありません。
分析には資料の量に応じて時間がかかります。実行中はこの画面を閉じないでください。途中で閉じると結果が残らず、確保した利用枠も戻りません。
6. 結果を確かめて、直す
結果は「かんたん」と「詳細」の2つの見え方があります。かんたんでは改定差額と3つの内訳、 詳細では明細を1行ずつ確かめられます。
- 数量・仕様変更による増減 …(B数量 − A数量)× A単価。同じ単価のまま工事量だけが変わった分です。
- 材料・労務単価による増減 … B数量 ×(B単価 − A単価)。最新の数量に対して、単価の変化を反映した分です。
- 工事項目の追加・取りやめによる増減 … 片側にしか無い工事項目の金額です。A側に単価が無いため、数量差にも単価差にも分けられません。ここを単価の欄へ混ぜると、増えた工事がまるごと「値上がり」として発注者へ伝わります。だから別の欄にしています。
AIが読み取った数量・単価は、詳細画面で打ち直せます。直すと合計も3つの内訳もその場で計算し直します。 AIが出した原本は残したまま、直した値を別に保存します。合計は必ずサーバーで計算し直すので、 画面の表と合計欄が食い違うことはありません。直したら明細表の下にある「確認後の値を保存」を押してください。 押すまでは未保存で、画面を離れると修正は残りません。
読み取れなかった行や、上限で切った資料があるときは、必ず「確認事項」に出します。黙って落とすことはありません。
7. 説明資料にする
「説明資料を開く」で、会社名・案件名・発注者・採用期間・改定差額・要因別の内訳・項目別の明細・ 採用した根拠資料までを1つにまとめた資料が開きます。
印刷・PDF保存を押し、印刷ダイアログで送信先を「PDFに保存」にしてください。「ヘッダーとフッター」のチェックを外すと、社内URLの入らない資料になります。この設定はブラウザが記憶します。
資料の中の「発注者への説明ポイント」はAIが作成した文章です。数量・単価を確認時に直した場合、この文章には反映されません(金額は明細が正です)。 修正後の金額に沿った文章は、詳細画面の「説明文をコピー」から取得できます。
この資料は、そのまま発注者へ渡す体裁ではありません。社内で内容を確かめたうえで、 値上げ説明の材料としてお使いください。
8. うまくいかないとき
分析が失敗した/中断と出る
失敗したときは、理由と、資料の読み取りで分かったこと(PDFの本文を抽出できなかった等)を画面と履歴に残します。 実行中に通信が切れた分析は、しばらくすると履歴に「中断」と出ます。どちらも 「同じ案件で再実行」から、同じ採用資料・同じ期間でやり直せます。
分析の記録を消したい
履歴の「削除」から消せます。消せないのは実行中のものだけです(走っている処理が完了時に書き戻すため、 消しても復活したように見えます)。
完了した分析を消すと、戻せません。実行時点の採用資料の写し・AIが出した原本・ 人が直した値がまとめて消え、その説明資料のURLは開けなくなります。押す前に、何が消えるかを画面に出します。
「読み取りが混み合って完了できませんでした」と出た
資料の読み取りが一時的に混み合っています。資料そのものに問題はありません。PDFを書き出し直したり、パスワードを確認したりする必要はありません。数分おいてから、同じ条件でもう一度実行してください。 このとき利用枠は消費していません。
CSVの工事項目名が文字化けする
日本語WindowsのExcelで「CSV(カンマ区切り)」として保存したファイルにも対応しています。 そのまま追加してください。
9. 使える資料の条件
形式・大きさ・件数の上限です。上限に近づいたら、分析を押す前に画面でお知らせします。
- 形式
- PDF・Excel・CSV(.pdf・.xlsx・.csv)いつもの見積書をそのまま入れてください。積算資料の作り直しも、様式の統一もいりません。
- 1ファイルの大きさ
- 25MBまで図面込みの見積書1冊で、通常は1MB前後です。
- 1回の分析に使える件数
- 以前・今回それぞれ6件まで工種ごとに分かれた見積を、以前の側へまとめて6件まで入れられます。1対1で突き合わせる必要はありません。
- ページ数
- 分ける必要はありません30ページを超えるPDFも、こちらで分割して読み取ります。1冊あたり本文40,000字(工事見積で60ページ前後)までで、超えた場合は「全◯ページのうち先頭◯ページを使いました」と画面に出します。黙って落としません。
- 紙をスキャンしたPDF
- 読み取れます文字データを持たないPDFも、OCRで文字にしてから突き合わせます。読めなかった行は件数を警告に出します。
- 受け付けられないもの
- パスワード保護されたPDF保護を外してから追加してください。写真・画像ファイル(.jpg・.png)そのものは受け付けていません。
資料を追加した時点でPDFのページ数を数えて画面に出し、上限の8割を超えたところで予告します。 分析を押してから足りないと分かる、ということはありません。
10. 社員を増やす・ログインでお困りのとき
会社のオーナーは、アカウントメニューの「登録社員」から社員を招待できます。招待メールは自動送信されません。発行された招待リンクを、オーナーから本人へお渡しください。
ログインは「会社コード」→「ご本人の資格情報」の2段です。 会社コードが分からないときは、ログイン画面の「会社コードが分からない方」からメールアドレスを入力してください。 お心当たりのアドレスに、会社が決まった状態のログイン画面へ戻れるメールをお送りします (アカウントをまだお作りでない方には届きません)。
Google・Microsoftだけでログインしている方は、アカウントメニューからパスワードを追加できます。 追加しておくと、SSOが使えなくなったときにも入り直せます。
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